2026年7月の記事一覧
雨どいの役割とは?アパートの建物を守る仕組みと点検のポイント
雨どいは、建物の外まわりにあっても、普段はほとんど意識されない存在です。
しかし、この小さな部材が正常に機能しているかどうかで、アパート・マンションの建物の寿命は大きく変わります。
今回は、雨どいが果たしている役割と、オーナーとして知っておきたいポイントを整理します。
雨どいとは、どんな設備か
雨どいは、屋根に降った雨水を集めて、地上の排水口へ安全に流すための設備です。
「軒どい(横向きに屋根の下に取り付けられた部分)」「集水器(雨水をまとめる部分)」「竪どい(外壁に沿って縦に流す部分)」の3つが連携して、雨水の流れをコントロールしています。
普段は目立ちませんが、雨どいがなければ屋根から落ちた雨水は建物全体に直接流れ込みます。そのダメージは、思っている以上に大きなものです。
雨どいがないと、建物はどうなるか
外壁の劣化が早まる
雨水が外壁に直接流れ続けると、塗装面の劣化が進みます。
ひび割れが生じた箇所からは雨水が内部に入り込み、建物の傷みはさらに加速します。
外壁のひび割れについては、「外壁のひび割れはなぜ起きる?進行の流れと補修範囲が広がる理由」でも詳しく解説しています。
基礎部分に水が溜まりやすくなる
屋根から落ちた雨水が地面に直接当たると、跳ねた泥が建物の下部を汚し、基礎まわりがじめじめした状態が続きます。
湿気が常にある環境では、コケ・カビが生えやすくなるだけでなく、シロアリの被害にもつながります。
雨漏りのリスクが上がる
雨どいが機能していないと、雨水が外壁のわずかなすき間から建物内部に入り込みます。
一度雨漏りが起きると、被害が広がりやすく、修繕の範囲も費用も大きくなります。
雨漏り対策については、「雨漏り対策に!防水工事の重要性」もあわせてご覧ください。
雨どいが守っているのは3つ
雨どいが正常に機能することで守られるのは、外壁・基礎・建物の美観の3つです。どれも、建物の資産価値に直結する部分です。
普段は管理会社に任せているオーナーさんでも、「雨どいが外れていないか」「詰まっていないか」を年に一度確認しておくことが、長期的な修繕費の抑制につながります。
梅雨の時期は特に雨どいに負担がかかりやすいため、この季節のうちに一度状態を確認しておくのがおすすめです。
梅雨シーズンの建物トラブルについては、「梅雨時期に増える建物トラブルとは?排水・湿気・共用部で確認したいポイント」もご参照ください。
よくあるご質問
Q. 雨どいはどのくらいで交換が必要ですか?
A. 一般的な塩ビ製の雨どいは、20〜25年ほどで劣化が進みます。ただし、台風の後や大雨の後に歪みや外れが生じることもあります。定期的な目視確認が大切です。
Q. 雨どいの詰まりは、どうすればわかりますか?
A. 雨が降っているときに、竪どいから水がほとんど流れていない・軒どいから水があふれているようであれば、詰まりが起きています。落ち葉が多い環境では特に詰まりやすいため、注意が必要です。
まとめ
雨どいは地味な存在ですが、建物全体を雨水のダメージから守る、欠かせない設備です。
外れ・詰まり・割れといった小さな異常を早めに見つけることが、大きな修繕を防ぐことにつながります。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちら
お電話でも受け付けています。
084-957-5038
(受付時間9:00~17:00 定休日:土・日・祝)

























