梅雨に退去が増える?アパートオーナーが知っておきたい入居者心理と空室対策
投稿日:2026.06.05
梅雨になると、入居者の気持ちが動きはじめます
6月に入ると、引っ越しをする人はぐっと少なくなります。3月・4月の繁忙期と比べると、新しい入居者が決まりにくい時期です。
ただ、動きが少ないのは「新規の入居者」だけです。
今いる入居者さんは、梅雨のジメジメした生活のなかで、部屋の嫌なところに気づきやすくなります。
「そういえば、次の更新どうしようか」という気持ちが頭をよぎるのも、この季節です。
入居者が梅雨に感じやすい不満とは
梅雨の時期に入居者さんが不満を感じやすい場所は、主に3つです。
湿気・カビのにおい
水まわりの気になるところ
共用部の状態

廊下や階段、エントランスなど共用部の汚れや傷みも、雨の日には目につきやすくなります。
共用部の印象は、物件全体の印象に直結します。
共用部の印象については、内見で共用部が見られている?アパート・マンションの印象を左右するポイントでも詳しく解説しています。
言葉にされない不満が、更新のときに退去理由になります
ただ、言葉にされないまま不満が積み重なると、更新のタイミングで退去という形で表れます。
オーナーさんが「急に退去の連絡が来た」と感じるケースの多くは、じつは梅雨などの不快な体験が積み重なった結果です。
管理会社から報告がないからといって、問題がないとは言い切れません。
「住んでよかった」と思ってもらえた物件は強いです
新しい入居者を集めることより、今いる入居者さんに長く住んでもらうことのほうが、空室対策として効果的です。
退去が出るたびに募集・原状回復・空室期間のコストがかかることを考えると、更新率を上げることは収益の安定に直結します。
よくあるご質問
Q:管理会社から特に報告がなければ、物件の状態は問題ないと考えていいですか?
A:報告がないからといって、問題がないとは言い切れません。
管理会社は多くの物件を担当しており、細かな状況まで毎回報告されるとは限りません。
入居者さんからのクレームが管理会社止まりになっているケースもあります。
定期的にオーナーさん自身が管理会社に状況確認をすることが、トラブルの早期発見につながります。
Q:湿気やカビのトラブルは、オーナーと入居者のどちらが対応すべきですか?
A;原因によって異なります。
建物の構造や換気設備の問題が原因であればオーナーの対応範囲です。
入居者さんの換気不足や清掃不足が原因であれば、入居者さんの負担となります。
判断が難しいケースも多いため、トラブルが起きる前に管理会社と確認しておくことをおすすめします。
Q:入居者の更新率を上げるために、費用をかけずにできることはありますか?
A:あります。
退去理由の上位には「設備への不満」や「管理会社・オーナーへの不信感」が入っています。
費用をかけた大規模なリフォームよりも、小さなクレームへの素早い対応や共用部の清潔さの維持など、日頃の積み重ねが更新率に直結します。
「気にかけているオーナーさんの物件」という印象は、入居者さんの安心感につながります。
まとめ
クレームがないからといって安心せず、物件の状態や入居者さんの満足度を定期的に意識することが、空室を防ぐいちばんの近道です。
空室対策は、新しい入居者を集めることより、今いる入居者さんを大切にすることからはじまります。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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